2013年2月27日水曜日

いつになってもご迷惑お掛けしてます

僕は17歳の頃、神田に住んで川口の定時制高校に通っていたんです
その頃凄く僕はスクーターでウイリーをするのにはまっていました(笑)
ある日、神田司町から川口の高校まで距離にして約14キロを
ウイリーで行きたい! どうしても達成させたい! 
僕の中でのルールは兎に角一度もフロントタイヤを
道路に着けちゃダメ!
信号でもフロントを上げっ放し! 僕はウイリーをしながら
速度調整をして人が歩くスピードでもウイリーをし続けられたのです
そしてそのまま70キロ近くまでスピードを上げる事も出来たんです
ウイリーをしながら曲がる事出来ました(笑)

そして17歳秋にチャレンジしました!
スクーターはパックスS!
神田司町交差点からウイリーを始めました 
スタートして1,5キロの位行った交差点を曲がってすぐの信号が
まず最初の難所! 曲がった後は絶対に信号は赤なので
曲がる前の信号が黄色になってから曲がって行かないと
止まらないとならない! ウイリーは止まってしまうと無理!
だからスピードを調整しながら通過しないとならないんです!
そこは普通に通過! すると神田明神前の長い上り坂!
それが終わると、渋滞ポイント! ココを抜けると僕にとっては
テクニックを必要とするところは殆ど有りません!
信号の前でスピード調整! 走っているクルマの流れに合わせて
スピードを上げる! そんな事は僕にとっては朝飯前!
何よりも警察に止められないように交番の有る交差点は
注意してクルマの陰に隠れてウイリー!
本郷通り本郷3丁目交差点もそんな交番交差点なんです!
夕方の4時位でクルマも沢山走っているので
当たり前に影に隠れて通過!
次は東京農大の交差点までは交番は無いので楽勝!
なんて想っていたら、東大赤門の交差点で事件は起こりました!
僕のウイリーを見て下校中の東大生が車道に出てきて
応援をしてくれたのです(笑) 嬉しいのですが
周りのクルマに迷惑! そして一台のトラックが僕を抜いていきました
その先でトラックを止めて、僕を待っていました
当然僕は手でも振ってくれるのかと想ってました(笑)
すると・・・ バキッ! ウイリーをしている僕の胸を殴ってきたのです!
フラフラしながら何とかコケずに止まったのですが
フロントタイヤを地面に着けてしまいました!
そこのショックで僕は下を向いていたら
そんな僕に近づいてきたトラックの運ちゃんは

「あぶね~んだよ! テメーのせいで東大生に
 ぶつかりそうになっただろ!」

僕は放心状態です
そんな怒っている運ちゃんよりも
ココまで5~6キロ! この道じゃ~ダメかぁ~
そんな思いを噛み締めていました
そんな事を考えて下を向いてる僕
そしてその僕を猛烈に怒っている運ちゃん!
それが多分2~3分続いたときに僕はハッと我に戻りました
するとこの運ちゃんが怒っているのが無性にムカついてきました!
そこで僕は・・・

「俺はウイリーをしながら避けて走ってんだよ!
 なんでジジーは普通にハシってんのに避けられね~んだ!
 テメーみて~のがトラックなんか運転してんじゃね~よ!」

今考えるとどこを論点としているのか訳の解らない事を
僕はトラック運転手さんにぶつけていたのです!
しかし運転手さんは今まで下を向いて言いたい放題だったのが
いきなりそんな事を言われてビックリ! 逆に放心状態に!
そこで僕は・・・

「テメーさっき俺を殴ったよな! 警察だ! あそこに交番が有る!
 今から一緒に行こうぜ!」

運転手は完全に訳が解らなくなってます

「ゴメン! でも・・・ 警察は・・・」

僕は・・・

「気をつけろよ! 人を殴っちゃダメなんだよ! 覚えとけ!」 

ウイリーで川口まで行けなかった事にショックを受けた僕は
スクーターに乗って走り始めました
するとさっきのトラックが追いかけて来るじゃないですか!
運転手さんが正気に戻ったのでしょう!
そして僕もやっと正気に戻りました(笑)
僕は駒込の住宅街に逃げ込みました! 右に左に!
何とか振り切りました ホーっとイップク!
一方通行を逆に猛ダッシュで走ってくる親父がこっちに向かってきます!
急いで僕はまた逃げました、そこからは何とか逃げ切って
普通に学校までついたのですが・・・

やっぱり今考えても僕が悪いです!
あの運転手さんに今お会いしたら謝りたいです
本当に馬鹿な17歳だったんです
そんな風に、誰かに謝りたいって事皆さんもお持ちですか?

東大の前を通る度にまだ思い出します
あれから27年! 昨日エルシノアで安全運転しすぎて
50キロの道を45キロで走ってトラックの運転手さんに信号待ちで

「遅すぎてあぶね~からもっと端を走ってくれるか?」

って言われました(笑) 僕は気持ちよく・・・

「すいません! このバイク、ナカナカ難しくて~(笑)」

トラック運転手さんは・・・

「無理しないでいいからよ! 気をつけてな!」

完全に僕よりもひと回りは年下でしょう(笑)
でも僕を抜いていくときにクラクションを「ファーン!」
気持ちの良い運転手さんだなぁ~って僕はまた
気をつけて45キロで道路の端を走りました(笑)

周りの皆さんにご迷惑をお掛けしながら道路を走らせて
頂いてるんだなぁ~と本当に思いました(笑)



          ではでは・・・

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